非破壊検査及び分析

技術情報

溶接後熱処理は、溶接完了後の溶接部に発熱体を取付け、発熱体に電流を流すことにより溶接部の加熱、温度保持、冷却のサイクルで処理を行います。
熱処理方法には大きく分けて炉内熱処理方法と局部熱処理方法があります。
溶接後熱処理の施工条件(材質、板厚、加熱温度、加熱速度、保持時間、冷却速度等)は法規・規格により定められています。


配管溶接部の局部熱処理状況



特長


1結晶粒の微細化による材質の改善
2溶接残留応力の除去
3溶接部硬さの低減
4低合金鋼の遅れ割れ防止
5安定化ステンレス鋼溶接部の安定化処理
6溶接前、溶接中、溶接後の予熱

熱処理施行状況