1.非破壊検査とは



「ひはかいけんさ」とは、『調べるものを壊さずに検査対象物の状態や品質を調べる技術』を言います。

ここで述べる『検査対象物』とは、鉄道や船舶などの各輸送機器、各種プラント(生産設備一式)、橋梁やビル、各種発電所や貯蔵タンク、地下埋設物などの各種構造物を指し、対象範囲は多岐にわたります。





これらはすべて設計から始まり、材料を準備した後、様々な工程を得て製造され、完成後は長いものになると数十年にわたって使用しますが、そのためには


(1)製造段階での異物混入や破損による「きず」など
(2)経年劣化や金属疲労などを原因とする「きず」など

を起因とする破損や故障・事故が発生しないよう、事前に不良個所を見つけ出して排除する必要があります。

その際、行われる検査が「非破壊検査」なのです。


2.非破壊検査の重要性



非破壊検査は様々な検査対象物の「破損・事故を未然に防ぐ」という点で非常に重要な役割を担っています。

特に、各種プラントや発電所などでは安全性を維持しながら稼働し続けることが必要なため、非破壊検査技術は現代社会において『無くてはならない技術』と、なっているのです。


3.非破壊検査技術の適応領域



非破壊検査を行う目的は


(1)製造中、または製造後の品質管理・品質保証
(2)健全性評価(確認)・寿命予測

の2つがあります。

また、非破壊検査の対象となる材料も多種多様で、その多くは「鉄鋼」となっています。

が、最近では各地で多発する地震への対策として、道路やトンネル、堤防といった「土木構造物」の健全性も求められています。